愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜





「…えっ、うわぁ!!

ちょ、唯斗さん、?!」




「はい笑って〜?」



…なんでお姫様抱っこを選びますか唯斗さん。




いや笑うけどね?!






パシャーーーーーー






「オッケーよ〜、良い感じに撮れたわ!」





「ありがと〜」

「あ、ありがとうございます…



あの、下ろしてください唯斗さん……」




未だに抱っこされたままの私。

は、恥ずかしいんだけど……





「え〜やだ。レミリん可愛いんだもん」




「か、可愛いって……」




「うん可愛い。てか軽すぎない?持ち上げた瞬間ビックリした」





「わわわっ、唯斗さん?!怖いですって…!」



唯斗さんがお姫様抱っこしたままいきなりその場をくるくる回り出した。



唯斗さんにしがみついて落ちそうになる体をささえる





「なーに可愛いことしてんの〜?

しょうがないから回るのはやめてあげる」




「え、下ろしてくださ…」

「はい、麗美梨返してくださいね〜」



「うわぁ、!」



助け船の大野さんが来たと思ったら、今度は大野さんにお姫様抱っこ…





「うわ、大野くんにレミリんとられた…!」





唯斗さんは返してと言わんばかりに両手を広げている





「僕たちはもう帰んないと行けないんで、

麗美梨もらって帰りますね〜」





いやもらって帰るって…





「あ!

じゃあねレミリん!また大阪でね〜」




大野さんに抱えられたままの私は手だけをあげて、

連れていかれた…















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