愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
千翼side
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まだか……
今は11時半。もうすぐ紫音が帰ってくる…!
リビングのソファーでまってるんだけど、
…今日は眠すぎて、今すぐにでも落ちそう…
授業終わってから仕事してきたんだけどさ、
まぁパソコン作業の多いこと。
今は紫音不足が進行しすぎなことも相まってものすごく眠い
「…30分だけ寝よ………」
…ん……なんか重いんだけど…
少し軽くなった瞼を開けると…
「…んえ?!紫音…?」
なんで紫音が上に乗っかってんだよ?
なんかスヤスヤ寝てるし…
パッと時計を見ると、
「…1時……」
起きれなかったのかよ、俺…
久しぶりに感じる紫音の温もり
そっと背中に手を回す
「…ん……」
あ、起こしたか
「紫音?起きた?」
「あ…ちぃ君…!」
っ………、
俺を見るなり満面の笑みを浮かべる。
あーーーーーーーーもう可愛い!!
さっと起き上がり、俺の膝の上に座ってるんだけど、
…ダメだ……紫音が近くにいるってだけで顔が緩みそう…
必死に顔を作り直す。
「おかえり」