愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜







「えっと……」







なんでこんな状況に、?




いつもはさ、座っているちぃ君に私が座って抱きしめられる感じなんだけど…










今、私の上にちぃ君が乗っていて、抱きしめられている状態…







「あの、ちぃ君…


なんで今日は逆なの、?」







「こうやった方がさ、背もたれと俺で閉じ込められるし、


なんか独り占めしてる感じがしていいじゃん」






ひ、独り占めって…






「前が見えないんですが…?」





身長が高いちぃ君が上にいると、体で視界が全部隠されちゃうんだよね…







「いいじゃん俺だけ見えてれば」





「なっ……。」




これは胸キュンワード…





「前も言ったけどさ、本当は俺の腕の中にでも閉じ込めてたいんだよ?



紫音の周り男ばっかだから心配だし…」







「た、確かに男の人多いね…」




事務所も撮影の時も結構男の人多い






「…だろ?



こんな可愛い子、見せたくないんだけど…」





「可愛いくな…うぃ?!」




可愛いくないって言おうとしたら、


いきなりほっぺたを挟まれた…






「はいはいちょっと黙ってようね〜



紫音のほっぺ、本当柔らかいよな笑」






「んーんん〜!(離して!)」





絶対、今の私不細工だ…

















< 53 / 214 >

この作品をシェア

pagetop