愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
ああああーーーーーーー、今頃になってさっきの行動を後悔。
俺、ちょっとは大人になれよな…
「ごめんね…?」
「え?」
なんで紫音が謝るんだ?
「私がちぃ君の立場だったら、おんなじこと思うなって思って…
仕事だったとはいえ、嫌な思いさせてごめんね……」
俺の彼女は、俺より遥かに大人だった
「だからさ、これからキスシーンとかあったらちぃ君が毎回消毒……
っていうのはおかしいかもしれないけど、消毒。して?」
「…うん。了解です」
「へへっ、ありがとうっ。
あ、でも、今日のちぃ君はちょっと怖かったよ…?」
悪魔とか吸血鬼みたいだったって言われてしまった…
本当に申し訳ない……
「ごめんね紫音〜〜〜」
「うわっ!お、重いよ…!!」