愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
泣かないもん。
「おはよ〜…」
「あ、しぃおはよ!」
教室に入って、はるちゃんに声をかける。
「なに、今日元気ないじゃん?」
っ…、はるちゃん鋭い……。
私ポーカーフェイスだと思ってたのになぁ…
「…そう??きのせいじゃ……」
「私の目は騙せないわよー?嘘つき紫音ちゃん?」
ゔぅ…はるちゃん怖い。
「はぁ…凄いねはるちゃん。なんで分かっちゃうの?」
「そりゃ3年間ずっと一緒にいるからね。
で、どうしたの?」
「うん……実はね…」
私は何枚かの紙切れを見せた
「…なにこれ…」
その紙には、
〈男好き〉
〈クソビッチ〉
〈出しゃばるな〉
〈キモい〉
とかなんとか、まぁ汚い言葉がたくさん並んでた。
「これ…どうしたの??」
「さっき靴箱開けたら入ってて…」
「はぁ?まだこんな幼稚じみたことする奴いるの?」
「いたみたいだね。笑」
こんな漫画みたいな悪口初めてだからびっくりしたけど、
直接言われたりするよりはマシだね。