愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
「ご飯作ってくれてありがとう。」
「いいよっ。食べるか」
風呂から出てきて、普通に喋っているけど、
やっぱりなんか変だよな…
6月なのに、紫音は上から長袖のパーカーを羽織ってる
「紫音それ暑くないの?」
「んー?そんなに暑くないよ」
「…そっか」
あーー、この変な感じの正体を聞きたいのに聞けないのがもどかしい…!
ごちゃごちゃ考えてるうちに食べ終わってしまった
「ご馳走さま」
そう言うとすぐに自分の部屋に行こうとする紫音
「…ちょちょ、紫音待って!」
慌てて紫音の腕を掴むが、
「いぃっ…たぁ……」
「ご、ごめん!痛かった??」
でも…それほど力入れてないよ?
「紫音、こっち来て」
ソファに座らせ、無理矢理パーカーを脱がすと
「…お前……これどうしたんだよ…」
怪我してるんじゃとは思った。
だけど、あざの数が想像以上に多い…