ボクは初恋をまだ、知らない。
「……それで、気づいたら太陽先生の体と顔が
凄く近くにあって……。」
経緯を話終えると、るなまで顔が赤くなってた。
「ツッキー、それアレだよ!!」
「……アレって??」
「壁ドンだよ!!!壁ドン!!」
………………え?壁ドン………????
「あれが壁ドンだったのかぁあっ!!?」
勢いよくペットボトルを握ってしまって、
ポカリが少し零れてしまった。
「きゃぁぁぁっ!!
まさかそんな事が起きていたとはぁあ!!」
るながワタワタしはじめ、落ち着きなく手をバタバタさせている。
「待って待って!!?ぢゃあボクって、
太陽先生に壁ドンされて顔真っ赤になってたの?!
すっごい見られてたのに!!
恥ずかしすぎるよぉおーっ!!」
るなと一緒にワタワタと悶えた。
とゆうか、自分がそんな状況にあったのが
信じられなくて
軽くパニック状態だ。
「ツッキー、ドキドキしたんだね♡」
るながコロッと態度が変わって、
ボクを弄ってきた。
「ちょっ!こんな時にからかわないで!!
慣れてないんだよ、ボクは…っっ。」