風船のような

以前、風船になりたいと思ったことがあった。

人間関係とか、やらなきゃいけないこととかが多すぎて、現実逃避気味にだけど、結構真剣に思ってた。

元々誰かとベタベタの関係は苦手で、束縛なんてありえないと考えてた人間だから、誰の手にも届かない所に行きたかったのかもしれない。

「何を考えてるか分かんない」とか「不思議」とか言われてるからかもしれないけど、そのことについては深く考えたことはなくて、純粋に空に近付きたかったのかもなぁなんて考えたりして。


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