世界研究部!!
「えっ?生徒会が何で……?」

一年生二人は戸惑った表情で、生徒会の三人を見つめる。

「……この部活を、廃部にさせるために来ました」

神木がメガネをぐいと上げながら言うと、部室が一気に緊張に包まれる。さっきのような温かい空気が嘘のようだ。

「へぇ〜どうして?」

平静を装いながら、真衣が訊ねる。田中がにこやかに答えた。

「それは、ここに新しい部活を作りたいからです!名前は……勉強部!!」

「つまらなさそう……」

「誰が入りたいんですか?そんな部活……」

ひそひそと世界研究部が話していると、「聞こえていますよ!」と宮野が言った。

「前にも、同じようなことがあったんだよね。前回は、入部している人数が足りていないって理由だったんだけど……」

風子が一年生に説明し、ため息をつく。

「その時は、さっきみたいな首都当てクイズで追い返したんだ!全問正解したら、廃部にしてもいいって約束でな!」

幸太が生徒会三人を見つめた。

「また勝負する?同じような条件で」
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