明日も明後日も。
「関係ないですよ」
悠人くんの言葉に、私は思わず悠人くんに顔を見る。
悠人くんは、とても優しい顔をしていて。
「今、明さんを放っておけないっすよ。年下ですけど、明さんの話くらい聞けます」
「……悠人くんと、そんな仲だっけ」
「ひっで! ……俺、明さんのこと、愛想ないなんて思ってないですよ」
「……嘘」
「ほんとです」
「なんで……」
「話、してくれたら教えます」
そうニッと笑った悠人くん。
その笑顔が、少しだけ心地よくて。
私は、タバコの箱を悠人くんに渡した。