はたして君は私の事を覚えているのだろうか？

｢そういえば成瀬は青城のことをるいってよんでて青城は成瀬のことなるってよんでるよな？｣


突然海老名に言われ少し驚いた

まさか彼に言われるとは思わなかった


｢あ、そう言えば僕も気になってたんだよね、なんで？｣

｢あ、俺も気になってた｣


櫻木と赤羽が質問してきた

そんなに気になることだろうか？

その質問に成瀬が答える


｢あー……なんかるいが自分の名前が嫌だっていったからだっけか？｣

｢うーんそんなんだった気がする、蒼陽(るいと)って男の子の名前じゃん？それで色々言われてムカついてたんだよね｣

｢おーそうだ思い出した、お前が最後キレて1発なにとは言わないがお見舞いしたな、まぁそれ以来言われなくなったようだけど｣

｢あー思い出せないなー？なんの事だろー？｣


あの事件は思い出したくもない(白目)

そう言えばその事件の後に渾名で呼び合うようになったんだ


｢それで、るいだったら女でもいる名前だろ？っていって今でもるいって呼んでる｣

｢そうそう、それで私だけだとなんかあれだったから私は成瀬のことをなるって呼んでる。爽雨って名前渾名付けづらいよねー｣

｢そんな感じだな｣

｢うん、ちなみに櫻木と同じ様にそーちゃんって呼ぼうとしたら怒られた｣
｢当たり前だ｣


そう言って成瀬は櫻木のことを｢お前も呼ぶなよ｣と言いながら睨んでる

櫻木は全くきにとめた様子もなく1つの提案をする


｢じゃあみんなで渾名考えようよ｣

｢お、いいよ、この青城様の素晴らしいネーミングセンスを発揮するときが来たようだね｣

｢お前どうせ安直なやつしか考えなさそうだけどな｣


うーん渾名ねー

いざ考えるとなると難しいもだ