はたして君は私の事を覚えているのだろうか?
青城蒼陽side


夢を見た

懐かしい昔の夢を


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暑い夏の日

雲1つない晴天だった

気温は40度に迫ろうとしている猛暑日

その日は2人で家の庭で遊んでいた


「ねぇーはるくん……頭痛くて気持ち悪い」

「おい大丈夫か?」


私は立つことが辛くなってその場に座り込んだ


「るいちゃん?本当に大丈夫か?」

「う、う~ん……」


だんだんはるくんの声が遠のいていく

頭が痛い

気持ち悪い

日に焼けた肌が痛い

乾いた喉が痛い


「今家の中に運んでやるからな!」

「はる……くん…………ごめんね」


はるくんは私の背と膝の裏に手を回して持ち上げて、家の中に運ぼうとしてくれた

薄れゆく意識の中ではるくんが懸命に私を運んでくれている事だけはわかった

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