はたして君は私の事を覚えているのだろうか?
目を覚ますと丁度式が終わる頃だった

なんだか懐かしい夢を見ていた気がする

よく思い出せない

そんな事を考えていても仕方が無い


式は終わり私達は教室へ向かった


+++++

in教室


自己紹介

それは文字通り自分を紹介することだ

新しい学年になって新しい仲間で最初にやること

つまりそれが自己紹介だ

私は自己紹介をしなくてはならない

そして思い出して欲しい、私の出席番号を。

1番

要するに自己紹介の順番が1番

詰んだ、なにも考えて来てない


「それでは出席番号1番の人から順に自己紹介をお願いします」


いやいや先生よ1番からってやめておくれないか!?

このままじゃアドリブ100%のぶっつけ本番になんですけど!?


……そんなこと言っても逃げられる訳もなく


「では出席番号1番青木さんお願いします」

「はい」


私は席を立ち結局アドリブ100%のぶっつけ本番でやる事になった

落ち着けや青城、こんなの定石道理に言えばいい

パターン道理にベタにやればいい

変に気取ったりウケを狙ったりはしなくていい

第一印象は大切だ

ここは盛りに盛っていかにもな女子アピールをしていこう
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