はたして君は私の事を覚えているのだろうか?
驚くことにあの幼馴染が私の斜め後ろの席だったのだ

いや、そもそも良く考えたら青城と海老名ってどっちもあ行だし席が前後でもなんもおかしくないよね

いやなんで幼馴染が後ろにいることに気づかなかったんだろう

てゆーかいくら産まれた頃から一緒にいたからといって小三あたりから会ってないしこれは幼馴染というのだろうか

そもそも向こうは覚えているのだろうか


なんて事を考えていたら海老名晴陽の自己紹介は終わっていた


しばらくすると後ろから声をかけられた


「ねぇ蒼陽ちゃん今日何時に帰れるか分かる?」

「あー11時位だった気がする」

「そっかありがと」

「うん」


後ろの席にいたのは去年同じクラスだった女子の小野優梨(オノユウリ)

後ろの席にいた事に気づかなかった

どんだけ私周りみてないんだよ


家が割と近所でまぁ顔見知りなクラスメート的な間柄だと思う


そうこうしてたら自己紹介が終わった

新しい教科書や家庭用のプリントが配られたり先生の話を聞いて今日は終わった


「ねぇ蒼陽ちゃん家近いでしょ?一緒に帰ろ?」


小野が声をかけて来た


「うんいいよ、一緒に帰ろ」

「うん」


その後新しいクラスの話などをして家に帰った
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