きっと幸せになれる
明かりside

病院を出た私たちは無言のまま車に向かった。なんとなく重い空気だった。
沈黙を破ったのはお母さんだった。

母「明かり、お母さんずっといっしょにいてあげたいけど難しいかも。ごめんね」

明かり「ううん、いいよ。大丈夫」

この時お母さんは妊娠9ヶ月だった。病院が家から少し離れていることもあって、毎日通うのは無理だ。
でも、お母さんは1週間に2回は来てくれることになった。
もちろん出産直前は無理だけど。
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