ひとりぼっち宣言!「残業、休日出勤引き受けます」
「俺が残業や休日出勤を引き受けるのは志田さんが居たからだよ。勤務時間内に自分の仕事が終わってるから出勤しなくても良いんだけど……志田さんに会いたかったから」
「……っう、こんなの初めてで何かの罰ゲームみたいです。サンタさんからのプレゼントなのか、罰ゲームなのか分からなくなってしまいました」
男の人にこんな甘い雰囲気のままで言い寄られた事などなく、一種の何かをかけた罰ゲームなのでは? と疑いの気持ちが強くなる。
抱きしめられている体制を崩し、西さんの身体を私から引き剥がすように前に押す。
「罰ゲームじゃないよ。強いて言うなら、プレゼントとして俺の事を受け取ってくれますか?」
「プ、プレゼントなら、受け取ります」
「……っひぁ、」
「ふふっ、可愛い反応」
西さんはクスッと微笑み、私の額にチュッと唇を落とすと何事もなかったかのように作業を始めた。
「リミットは後30分ね。会社に二人きりも良いけど、外でデートしたいから早く終わらせよ?」
西さんは席を立ち、自分のデスクに戻ると直ぐにカチャカチャと音を立て、キーボードを叩き始める。
ふと斜め後ろから姿を見てしまい、凛とした
姿が目に入った。
仕事に集中したいのに頭の中は西さんの事ばかりが浮かび、キーボードでの入力が進まずにいた。
「志田さん、遊んでないで終わらせて。それとも、会社でイチャイチャする?」
「……し、しませんっ!」
「21時からならイタリアンの美味しいお店が予約出来るけど、そこで良い?」
「……はい、お願いします」
「了解。ちなみにここまで書類はOKだからね、後はこれとコレ……」
「い、いつの間に!?」
「志田さんの残業内容知ってたから、いつの間にか手伝いしてました!」
「あ、ありがとうございます!」
キーボードを打つ途中で、スマホでお店の予約してる西さんが頼もしい。
仕事の出来る男の人だからか手際が良く、まさかの私の残業内容を知ってる上で進めておいてくれたとは……西さん、恐るべし!
サンタさん、プレゼントをありがとうございます。
人生で一番、素敵と思えるクリスマスプレゼントを受け取りました。
残業や休日出勤も無駄じゃなかったと心から思いました。
来年は残業も休日出勤もしないと誓いたい──
。o♡o。HAPPY END+。o♡o。+
+。o♡o。 Merry X'mas +。o♡o。+
皆様も素敵なクリスマスを──
「……っう、こんなの初めてで何かの罰ゲームみたいです。サンタさんからのプレゼントなのか、罰ゲームなのか分からなくなってしまいました」
男の人にこんな甘い雰囲気のままで言い寄られた事などなく、一種の何かをかけた罰ゲームなのでは? と疑いの気持ちが強くなる。
抱きしめられている体制を崩し、西さんの身体を私から引き剥がすように前に押す。
「罰ゲームじゃないよ。強いて言うなら、プレゼントとして俺の事を受け取ってくれますか?」
「プ、プレゼントなら、受け取ります」
「……っひぁ、」
「ふふっ、可愛い反応」
西さんはクスッと微笑み、私の額にチュッと唇を落とすと何事もなかったかのように作業を始めた。
「リミットは後30分ね。会社に二人きりも良いけど、外でデートしたいから早く終わらせよ?」
西さんは席を立ち、自分のデスクに戻ると直ぐにカチャカチャと音を立て、キーボードを叩き始める。
ふと斜め後ろから姿を見てしまい、凛とした
姿が目に入った。
仕事に集中したいのに頭の中は西さんの事ばかりが浮かび、キーボードでの入力が進まずにいた。
「志田さん、遊んでないで終わらせて。それとも、会社でイチャイチャする?」
「……し、しませんっ!」
「21時からならイタリアンの美味しいお店が予約出来るけど、そこで良い?」
「……はい、お願いします」
「了解。ちなみにここまで書類はOKだからね、後はこれとコレ……」
「い、いつの間に!?」
「志田さんの残業内容知ってたから、いつの間にか手伝いしてました!」
「あ、ありがとうございます!」
キーボードを打つ途中で、スマホでお店の予約してる西さんが頼もしい。
仕事の出来る男の人だからか手際が良く、まさかの私の残業内容を知ってる上で進めておいてくれたとは……西さん、恐るべし!
サンタさん、プレゼントをありがとうございます。
人生で一番、素敵と思えるクリスマスプレゼントを受け取りました。
残業や休日出勤も無駄じゃなかったと心から思いました。
来年は残業も休日出勤もしないと誓いたい──
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皆様も素敵なクリスマスを──