だから何ですか?Ⅲ
そんな小生意気にお仕置きだとばかり。
そっと耳元に唇を寄せ軽く甘噛みをすれば『ひぁっ』と愛らしい声を漏らす。
そんな反応に小さく笑いながら、
「大好きだよ・・・・ストイックなお嬢ちゃん」
あの頃の俺として、そして今の俺として、さっきの告白に応えるような言葉を耳に直に吹き込めば、『狡い』なんて悔し気な声が小さく響いて甘えるように縋りつかれた。
そこからは・・・もう感情のままに、欲情のままに。
長くもどかしい片想いの反動は本人達すら予想以上。
じゃあ・・・両想いの行く末は?