once again〜season2〜
困難
「社長、今日の予定です」
「ん、ありがとう。午後からは予定空けて欲しいんだが出来るか?」
私は持っていた手帳を開いて、予定を確認した。
「……出来ますね。SEIWADOとの高瀬社長との会食を早めに切り上げれれば可能かと」
SEIWADOの高瀬社長と聞いて、社長の蓮さんの右の眉が少し上がった。
「それは…無理という事じゃないのか?」
顔を上げて私に意見をした蓮さんに、
「早めに切り上げる事は可能です。私が進めさせていただきます。よろしいですか?」
「ん、頼んだ」
では、失礼いたします。と社長室を出た。
高瀬社長、兄の事だから、きっと結婚式の事で、無理難題を蓮さんに言うに決まっている。
あの記者会見からほどなくして、蓮さんは如月商事の社長に就任した。挨拶まわりや、いろんな事に忙殺される中、しつこく話をしようとしていたのが兄の悠貴だった。
ほどなくして兄から電話があった。
「お前な、分かってるのか?なんで合同じゃないんだ?」
はぁ。
母だけじゃなく、どうして兄までもが、私と瑠璃の結婚にこんなに興味を沸かしてるのか、理解出来なかった。
「なんの事?二次会はするけど、披露宴はしないわよ?よく考えて、私と瑠璃じゃ付き合ってる人たち、全然違うんだから!」
「あのなぁ、これもビジネスなんだ。お前もSEIWADOの役員なら…おい、もしもし…」
私は無視して電話を切った。
「ん、ありがとう。午後からは予定空けて欲しいんだが出来るか?」
私は持っていた手帳を開いて、予定を確認した。
「……出来ますね。SEIWADOとの高瀬社長との会食を早めに切り上げれれば可能かと」
SEIWADOの高瀬社長と聞いて、社長の蓮さんの右の眉が少し上がった。
「それは…無理という事じゃないのか?」
顔を上げて私に意見をした蓮さんに、
「早めに切り上げる事は可能です。私が進めさせていただきます。よろしいですか?」
「ん、頼んだ」
では、失礼いたします。と社長室を出た。
高瀬社長、兄の事だから、きっと結婚式の事で、無理難題を蓮さんに言うに決まっている。
あの記者会見からほどなくして、蓮さんは如月商事の社長に就任した。挨拶まわりや、いろんな事に忙殺される中、しつこく話をしようとしていたのが兄の悠貴だった。
ほどなくして兄から電話があった。
「お前な、分かってるのか?なんで合同じゃないんだ?」
はぁ。
母だけじゃなく、どうして兄までもが、私と瑠璃の結婚にこんなに興味を沸かしてるのか、理解出来なかった。
「なんの事?二次会はするけど、披露宴はしないわよ?よく考えて、私と瑠璃じゃ付き合ってる人たち、全然違うんだから!」
「あのなぁ、これもビジネスなんだ。お前もSEIWADOの役員なら…おい、もしもし…」
私は無視して電話を切った。
< 1 / 260 >