once again〜season2〜
あなたの事が好きなんです!と、私の前で女の人が告白していた。
蓮さんが言っていた、jelly'sの橘美奈さんだった。
秘書室長である氷室室長が、慌てて役員専用のエレベーターに橘さんを乗せた。
「ルイ、あなたも日本に来てたなんて知らなかったわ。これだったら一緒に来たのにね」
一緒にエレベーターに乗っているフランス支社長であるルイさんに、話しかけた橘さんだったけれど、ルイさんは難しい顔をしていた。
「ルイ?どうしたの?」
「いや、美奈さん。今回ここへ来た目的は蓮に会うため?」
ルイさんは、敢えて分かっているのに、どうして橘さんがここへ来たのかを確認していた。
「そうよ。あれから私、蓮さんの事が頭から離れなくなったの。だから、来たのよ。ダメだったの?」
「ダメだったの?って、相手の都合も考えるべきじゃないのか?君のお父さんが会社の社長だからって、誰もが言う事を聞くと思ったら大間違いだよ」
少しムッとしてしまった橘さんと、変な空気が流れた。
その時、エレベーターが10階に到着した。
「…ルイは関係ないでしょ!」
横で蓮さんがルイさんに怒らせるなよって小声で話しをしていた。
蓮さんが言っていた、jelly'sの橘美奈さんだった。
秘書室長である氷室室長が、慌てて役員専用のエレベーターに橘さんを乗せた。
「ルイ、あなたも日本に来てたなんて知らなかったわ。これだったら一緒に来たのにね」
一緒にエレベーターに乗っているフランス支社長であるルイさんに、話しかけた橘さんだったけれど、ルイさんは難しい顔をしていた。
「ルイ?どうしたの?」
「いや、美奈さん。今回ここへ来た目的は蓮に会うため?」
ルイさんは、敢えて分かっているのに、どうして橘さんがここへ来たのかを確認していた。
「そうよ。あれから私、蓮さんの事が頭から離れなくなったの。だから、来たのよ。ダメだったの?」
「ダメだったの?って、相手の都合も考えるべきじゃないのか?君のお父さんが会社の社長だからって、誰もが言う事を聞くと思ったら大間違いだよ」
少しムッとしてしまった橘さんと、変な空気が流れた。
その時、エレベーターが10階に到着した。
「…ルイは関係ないでしょ!」
横で蓮さんがルイさんに怒らせるなよって小声で話しをしていた。