once again〜season2〜
「涼香さん、おめでとう。あなたも瑠璃に負けないくらい綺麗ね!」
「樹里さん…ありがとう」
お礼を言って、私は美玲と有里華の所に行った。
「瑠璃、後で未奈と芙美が撮影終わったら来るって。間に合うから安心して!って。だから、それまで泣くのは厳禁よ?」
「え?未奈と芙美も来てくれるの?来れないって言ってたのに…」
「あぁ!もう!だから泣いたらダメだって!」
瑠璃は、モデル仲間が撮影が終わったらすぐに来てくれると聞いて泣きそうになっていた。
私と違って、瑠璃の友人は売れっ子のモデルさんが多いが故に、結婚式に間に合わないかも?と言っていた。
披露宴は大丈夫だと思うけど…って、その友人達が、来てくれると聞いて嬉しかったんだろう。
私もそれを聞いて嬉しくなった。そしてふと、ゆりかの後ろに立っていた葛城さんを見て驚いた。
「…葛城さん?その格好で出るの?」
「ほら!やっぱり言われたじゃない!葛城!場違いだから止めて!って言ったでしょ」
「葛城…有里華の彼氏なんだから、ここは執事じゃないでしょ。私もだいぶ言ったんだけどね…」
美玲も言ったみたいだった。だけど、当の本人は…
「いえ、私はいかなる時も、有里華お嬢様の執事ですので」
どこまで、この人は執事に徹するんだろう。
結婚式を前にして、私は意地悪をしてみたくなった。
「ね、瑠璃。ちょっと協力してくれる?」
「樹里さん…ありがとう」
お礼を言って、私は美玲と有里華の所に行った。
「瑠璃、後で未奈と芙美が撮影終わったら来るって。間に合うから安心して!って。だから、それまで泣くのは厳禁よ?」
「え?未奈と芙美も来てくれるの?来れないって言ってたのに…」
「あぁ!もう!だから泣いたらダメだって!」
瑠璃は、モデル仲間が撮影が終わったらすぐに来てくれると聞いて泣きそうになっていた。
私と違って、瑠璃の友人は売れっ子のモデルさんが多いが故に、結婚式に間に合わないかも?と言っていた。
披露宴は大丈夫だと思うけど…って、その友人達が、来てくれると聞いて嬉しかったんだろう。
私もそれを聞いて嬉しくなった。そしてふと、ゆりかの後ろに立っていた葛城さんを見て驚いた。
「…葛城さん?その格好で出るの?」
「ほら!やっぱり言われたじゃない!葛城!場違いだから止めて!って言ったでしょ」
「葛城…有里華の彼氏なんだから、ここは執事じゃないでしょ。私もだいぶ言ったんだけどね…」
美玲も言ったみたいだった。だけど、当の本人は…
「いえ、私はいかなる時も、有里華お嬢様の執事ですので」
どこまで、この人は執事に徹するんだろう。
結婚式を前にして、私は意地悪をしてみたくなった。
「ね、瑠璃。ちょっと協力してくれる?」