once again〜season2〜
樹里さんと話をしていた瑠璃に声をかけると、楽しそうね、と乗ってきてくれた。

「何？私もまぜてよ」

「樹里さんまで？」

「任しといて…」

ウィンクをして瑠璃と樹里さんが、有里華の所に行った。

ドレスを着た瑠璃と売れっ子モデルの樹里さんが近づいたので、葛城さんも少し驚いていた。

「有里華さん。今日はありがとう…」

瑠璃と樹里さんが、話しかけたのを見た美玲は、私のそばに寄ってきて耳元で、あれ何話してるの？と聞いてきた。

私は指を立てて、後で分かるから、と美玲に告げた。


同じ頃、瑠璃は有里華に話をしていた。

「ね、有里華さん。今日はありがとうね。ブライズメイドも引き受けてもらって助かったわ。美玲さんと有里華さんがしてくれたから助かったわ。ドレスもこっちで用意してあるから、美玲さんと一緒に着替えてきてもらえるかしら？」

「ねぇ、瑠璃。アッシャーは誰がするの？」

「アッシャー？モデル仲間に頼んだわ。みんなカッコいいでしょ？ほら、信也と流星に頼んだのよ。あの2人ならお似合いでしょ？」

「信也と流星ね！それはいいわ。よかったわね？そのままデートに行っちゃう？売れっ子モデルだから、2人っきりになれる所、いっぱい知ってるわよ？あの2人なら」

瑠璃と樹里さんが、有里華に話しているのを美玲が聞き耳を立てて聞いていた。

「ちょ、ちょっと。何、ブライズメイドなんて聞いてないから！」

美玲が慌てて抗議していた。
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