once again〜season2〜
私と匠さんが出会ったのは、如月商事の入社式の時だった。
その時、まだ蓮さんはフランス支社にいたから、私達の入社式には出席していなかった。
「美玲、緊張してきた!私どこの配属だろ?」
「涼香は総合職希望でしょ?叶うんじゃないの?」
「な、なんで美玲そんなに落ち着いてんのよ!」
私の横で涼香が、緊張のあまりずっと喋っていた。
涼香は高校からの同級生で、たまたま同じ会社を受けて合格していた。
「私は、どこの課でもいいもん。涼香だったら、秘書課でもいいんじゃないの?」
「は、な、何を言ってる!冗談でも止めてよね」
うんざりした表情で私を見た涼香は、首を横に振った。
「あ、あれ…」
「ん?あ、」
涼香が何かに気がつき、私もその視線の先に目をやった。
そこには社長秘書である、氷室室長が立っていた。
「凄い、目力よね。あの人には見つかりたくないわ」
ボソッと涼香が言った言葉に私は深く頷いた。
元々、涼香の姉がモデルのRURIなのを知っていたから。あまり目立ちたくないんだと話してくれていた。
その時、まだ蓮さんはフランス支社にいたから、私達の入社式には出席していなかった。
「美玲、緊張してきた!私どこの配属だろ?」
「涼香は総合職希望でしょ?叶うんじゃないの?」
「な、なんで美玲そんなに落ち着いてんのよ!」
私の横で涼香が、緊張のあまりずっと喋っていた。
涼香は高校からの同級生で、たまたま同じ会社を受けて合格していた。
「私は、どこの課でもいいもん。涼香だったら、秘書課でもいいんじゃないの?」
「は、な、何を言ってる!冗談でも止めてよね」
うんざりした表情で私を見た涼香は、首を横に振った。
「あ、あれ…」
「ん?あ、」
涼香が何かに気がつき、私もその視線の先に目をやった。
そこには社長秘書である、氷室室長が立っていた。
「凄い、目力よね。あの人には見つかりたくないわ」
ボソッと涼香が言った言葉に私は深く頷いた。
元々、涼香の姉がモデルのRURIなのを知っていたから。あまり目立ちたくないんだと話してくれていた。