once again〜season2〜
室長との電話が終わり、私は慌てて家を出た。
なんなんだったんだろう、さっきの電話。氷室室長も本気なのかな…
何度考えても、答えに行き着かない。
どこを見たらそうなるのか…。
「こんな事、涼香に相談なんて出来ないじゃない。ただでさえ、大変な時なのに…あ、有里華に相談しよう!」
私は、駅に向かいながら有里華に電話をかけた。
有里華は、早朝でしかも普段相談なんてしない私からの電話で、びっくりしていたけれど、時間を作るから!と言ってくれた。
よかった。
話を聞いてもらったら、少しは気持ちが落ち着くだろう。
私は少し安心して会社に向かった。
「…で?何があったの?」
いつも3人で集まるダイニングバーで、有里華と話をしていた。
もちろん、涼香はいない。
「あのね…昨日…」
「やっぱり!何かあったんでしょ?あの氷室って人と」
ドキッ
「な、なんで…」
完全声が裏返った。
「やっぱり…なんかあったよね。うん、そんな気がしてたんだ」
頬杖をつきながら、ニヤニヤする有里華の視線が痛く、黙っていると、後ろに控えていた葛城が声をかけてきた。
「有里華お嬢様、失礼ですよ。その言い方は。あなたは分かってなかったじゃないですか」
「な、何よ!自分が分かってたからって」
って、事は…
「か、葛城。あなた、分かってたの?」
「ええ、なんとなくですが、美玲様と何か起こるんではないか?と」
「ど、どういう意味?だ、だって、昨日初めて話したぐらいなのに…」
後ろに控えたまま、葛城は話し始めた。
なんなんだったんだろう、さっきの電話。氷室室長も本気なのかな…
何度考えても、答えに行き着かない。
どこを見たらそうなるのか…。
「こんな事、涼香に相談なんて出来ないじゃない。ただでさえ、大変な時なのに…あ、有里華に相談しよう!」
私は、駅に向かいながら有里華に電話をかけた。
有里華は、早朝でしかも普段相談なんてしない私からの電話で、びっくりしていたけれど、時間を作るから!と言ってくれた。
よかった。
話を聞いてもらったら、少しは気持ちが落ち着くだろう。
私は少し安心して会社に向かった。
「…で?何があったの?」
いつも3人で集まるダイニングバーで、有里華と話をしていた。
もちろん、涼香はいない。
「あのね…昨日…」
「やっぱり!何かあったんでしょ?あの氷室って人と」
ドキッ
「な、なんで…」
完全声が裏返った。
「やっぱり…なんかあったよね。うん、そんな気がしてたんだ」
頬杖をつきながら、ニヤニヤする有里華の視線が痛く、黙っていると、後ろに控えていた葛城が声をかけてきた。
「有里華お嬢様、失礼ですよ。その言い方は。あなたは分かってなかったじゃないですか」
「な、何よ!自分が分かってたからって」
って、事は…
「か、葛城。あなた、分かってたの?」
「ええ、なんとなくですが、美玲様と何か起こるんではないか?と」
「ど、どういう意味?だ、だって、昨日初めて話したぐらいなのに…」
後ろに控えたまま、葛城は話し始めた。