once again〜season2〜
お茶を出した私達は、涼香と一緒に会議室を出た。
無言のまま涼香はエレベーターに乗ると、息を静かに吐いた。
「涼香、どうしたの?何かあったの?」
「ん?いつもの事よ。また常務が始めたらしいの。だから室長が一旦席を外してくれって」
「始めた?それって何を?」
「筒井常務ってね、私の事嫌いなのよ。今の如月社長と一から立ち上げた人だから、息子だってだけで社長になるのをいいとはしてないのよ。でね、いつもこの会議の時、まぁ、いろいろ言うのよ。私がSEIWADOの人間だから余計に嫌みたいね」
「そうなの?私知らなかった…」
「まぁ、下までに話は出ないからね。知らなくて当然よ。でね、室長が美玲も連れて一旦離れてくれ、って。また室長と蓮さんが始めるんじゃないかしら」
始める?何を始めるんだろう。
不思議に思っていると
「うふふ、始めるってね。いつもの事よ。蓮さんと室長が筒井常務を言葉で論破するのよ。あれ見せたかったわ。室長、よっぽど美玲に見せたくなかったのね」
何を見せたくないんだろう?
私には想像もつかなくて…
エレベーターは専務室がある階で止まった。
専務室に入ると、涼香は座って、とソファに私を座らせた。
「まぁ、簡単に言ったら、口で負かしちゃうのよ」
「え、えぇっ!そうなの?でも如月社長はそんな事許しちゃってるの?」
「許すも何も、それが出来ないと社長は後を継がせないって言ってるのよ。ほぼ蓮さんが話はするんだけど、室長の事も試してるんだって」
「そ、そうなんだ」
分かったような、分からなかったような…
涼香も凄いけど、やっぱり氷室さんも凄いんだ。
でも、冷静に話をするかと思ったら、私相手に困ってる顔を見せたりする所があったりとか。
もっと氷室さんの事を知りたいと思ってしまった。
無言のまま涼香はエレベーターに乗ると、息を静かに吐いた。
「涼香、どうしたの?何かあったの?」
「ん?いつもの事よ。また常務が始めたらしいの。だから室長が一旦席を外してくれって」
「始めた?それって何を?」
「筒井常務ってね、私の事嫌いなのよ。今の如月社長と一から立ち上げた人だから、息子だってだけで社長になるのをいいとはしてないのよ。でね、いつもこの会議の時、まぁ、いろいろ言うのよ。私がSEIWADOの人間だから余計に嫌みたいね」
「そうなの?私知らなかった…」
「まぁ、下までに話は出ないからね。知らなくて当然よ。でね、室長が美玲も連れて一旦離れてくれ、って。また室長と蓮さんが始めるんじゃないかしら」
始める?何を始めるんだろう。
不思議に思っていると
「うふふ、始めるってね。いつもの事よ。蓮さんと室長が筒井常務を言葉で論破するのよ。あれ見せたかったわ。室長、よっぽど美玲に見せたくなかったのね」
何を見せたくないんだろう?
私には想像もつかなくて…
エレベーターは専務室がある階で止まった。
専務室に入ると、涼香は座って、とソファに私を座らせた。
「まぁ、簡単に言ったら、口で負かしちゃうのよ」
「え、えぇっ!そうなの?でも如月社長はそんな事許しちゃってるの?」
「許すも何も、それが出来ないと社長は後を継がせないって言ってるのよ。ほぼ蓮さんが話はするんだけど、室長の事も試してるんだって」
「そ、そうなんだ」
分かったような、分からなかったような…
涼香も凄いけど、やっぱり氷室さんも凄いんだ。
でも、冷静に話をするかと思ったら、私相手に困ってる顔を見せたりする所があったりとか。
もっと氷室さんの事を知りたいと思ってしまった。