once again〜season2〜
「涼香…聞いていい?」

「ん?どうしたの?」

会議が終わり、私は涼香を誘って食事に来ていた。

「氷室室長ってどんな人なの?」

「え、な、なに?興味あるの?室長の事?」

「あ、うん。興味って言うか…摑みどころのない人だから…」

「あぁ、そう言われればそうなのかも」

そう言うと、涼香は少し考えこんでしまった。


別室で待機していた私達が、会議室に呼び戻されたのは、すぐだった。

涼香が話したように、筒井常務は蓮さんと氷室さんからの話で納得したらしかった。
さすが、次期社長!と筒井常務が褒めちぎっているのを見て、ほらね、と涼香が私に合図してくれた。

一体…この2人は何を話したんだろう。

さすが、と言いたい所だけど。

知るのも怖いと思ってしまったのも事実だった。

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