once again〜season2〜
「室長ってさ、如月商事命の人なのね。だから、私と蓮さんの事もかなり反対してたでしょ?でもね、よく知っていくと、如月を大事に思ってるからこそ、なんだって思い知らされたのよ。確かにあの行動はやりすぎだけど。頭の回転は速いし、そつなくなんでもやってしまうしね。そこの所は、蓮さんよりもやり手なのかもしれないけど、女性に関しては、蓮さんもよりも、行動に移すのは下手かもしれないわね」
「嘘…」
つい、口から出てしまった。
嘘、と言う言葉。
涼香は、嘘じゃないわよ!と力説していたけれど。
氷室さんは、流して付き合うことはさらっとやってしまうけれど、本気で好きになった人には、思うように行動が取れないらしい。
これは涼香が蓮さんから聞いたと。
人の事だから、勝手な事は言えないけど、と前置きをして涼香が教えてくれた。
「室長ってね、基本、個人携帯の番号って、女性には教えないんだって。私も最初教えてもらったのは会社携帯だけだったもの。蓮さんと付き合うようになっから、最近教えてもらったけどね」
え、それって。
私は思い出していた。
もらった名刺に書かれていた番号。
あれは…個人携帯の番号…
「蓮さんが教えてくれたんだけど、室長って、本気になった人にしか教えないんだって」
涼香の言葉が頭の中で回っていた。
「嘘…」
つい、口から出てしまった。
嘘、と言う言葉。
涼香は、嘘じゃないわよ!と力説していたけれど。
氷室さんは、流して付き合うことはさらっとやってしまうけれど、本気で好きになった人には、思うように行動が取れないらしい。
これは涼香が蓮さんから聞いたと。
人の事だから、勝手な事は言えないけど、と前置きをして涼香が教えてくれた。
「室長ってね、基本、個人携帯の番号って、女性には教えないんだって。私も最初教えてもらったのは会社携帯だけだったもの。蓮さんと付き合うようになっから、最近教えてもらったけどね」
え、それって。
私は思い出していた。
もらった名刺に書かれていた番号。
あれは…個人携帯の番号…
「蓮さんが教えてくれたんだけど、室長って、本気になった人にしか教えないんだって」
涼香の言葉が頭の中で回っていた。