once again〜season2〜
「何が不釣り合いよ!」

部屋に戻った私は、枕をドアに投げつけた。

達也さんと一緒の所を見られて腹が立ったのか、不釣り合いだと言われた事が、腹が立ったのかは分からなかったけれど、なぜかイライラしていた。

「だけど…達也さんは、なんであんな事言ってったんだろう」

達也さんが、葛城にケンカを、売るかのように言葉を返した事も引っかかっていた。

「葛城の事知ってたのかな…まさかね」


考えても答えが出るわけでもなく、何も考えたくなった私は、服も着替えず、そのままベットに倒れこんだ。そして、深い眠りについた。


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