once again〜season2〜
美玲と涼香の部屋に上がると、いつもの元気な涼香の姿はそこにはなくて、足首をテーピングされ、少し足を引きずって歩き、顔色も悪かった。
どうしたの?と美玲と同時に聞くと、ここ数日の涼に起こった話を聞かされた。
「……」
「……」
2人とも声が出なかった。
いくら専務の立場があるからって、あった事をなかって事に…しかも記憶のすり替えなんて…
涼香の話を聞いていて自分と重なった。
好きな人を好きだと言えず…
相手は違う人と結婚だなんて。
しかも、それを秘書として側で見ないといけないなんて、残酷すぎる。
涼香は悩んでいた。
仕事を辞めるか…どうかを。
お姉さんの瑠璃さんも、美玲も側で見るのは辛いだろうからすぐにでも辞めた方がいいと言ってるけど、どけど、果たしてそうなんだろうか。
もしかして…があるかもしれない。
「そうなのかな…好きな人を好きだと言って何が悪いの?好きなら好きだって言えばいいじゃない!」
私は、自分が言えない事を涼香に託してしまっていたのかもしれない。
いつにもなく語尾を強める私に、涼香も美玲も驚いていた。
どうしたの?と美玲と同時に聞くと、ここ数日の涼に起こった話を聞かされた。
「……」
「……」
2人とも声が出なかった。
いくら専務の立場があるからって、あった事をなかって事に…しかも記憶のすり替えなんて…
涼香の話を聞いていて自分と重なった。
好きな人を好きだと言えず…
相手は違う人と結婚だなんて。
しかも、それを秘書として側で見ないといけないなんて、残酷すぎる。
涼香は悩んでいた。
仕事を辞めるか…どうかを。
お姉さんの瑠璃さんも、美玲も側で見るのは辛いだろうからすぐにでも辞めた方がいいと言ってるけど、どけど、果たしてそうなんだろうか。
もしかして…があるかもしれない。
「そうなのかな…好きな人を好きだと言って何が悪いの?好きなら好きだって言えばいいじゃない!」
私は、自分が言えない事を涼香に託してしまっていたのかもしれない。
いつにもなく語尾を強める私に、涼香も美玲も驚いていた。