once again〜season2〜
「で、最近どうなの?私のことはいいからさ」
「え?な、なにが?」
私は美玲から呼び出されていた。
最近の私は、慎二さんとの事が周りにオープンに出来ないと言うだけで、落ち着いてきていたから、美玲の相談して事に乗っていた。
美玲は涼香にも話がしたかったみたいだけれど、涼香の方は、会社絡みの事もあり、なかなか相談ができるような状況ではなかった。
「っ、美玲こそ、氷室さんとどうなってんのよ。あれから話聞かないけど?」
「いいじゃない、私の事は!そ、それより、有里華…お見合いしたんだって?父から聞いたわよ。有里華がお見合いしたって。で、どうなの?」
「あ…そ、それは…」
美玲とは家族ぐるみで付き合いがあるから、お見合いの件はいつかはバレるだろうとは思っていたけれど、思いの外はやくバレた事に、私は激しく動揺していた。
「結婚するの?」
「…し、しないわよ!わ、私好きな人別にいるし…」
今日は側にいない慎二さんを思っていた。
「へぇ、好きな人いたんだ?初耳ね。そう言えば、今日は葛城は?いつもはくっついてくるじゃない?」
「え、えぇ!し…葛城は、別件で出てるの。今日は美玲の家に行くって言ったら安心して、家までは送ってくれたけど…」
「ふぅん、別件ね。で、お見合いの件はどうするの?」
「お互い断るつもりではいるんだねどね、まだ話せないんだ」
「そうなんだ」
そうなんだ、と言った美玲の顔がやけに神妙な面持ちで、何かを言いたそうにしていたけれど、それ以上私に何かを言おうとはしてこなかった。
「え?な、なにが?」
私は美玲から呼び出されていた。
最近の私は、慎二さんとの事が周りにオープンに出来ないと言うだけで、落ち着いてきていたから、美玲の相談して事に乗っていた。
美玲は涼香にも話がしたかったみたいだけれど、涼香の方は、会社絡みの事もあり、なかなか相談ができるような状況ではなかった。
「っ、美玲こそ、氷室さんとどうなってんのよ。あれから話聞かないけど?」
「いいじゃない、私の事は!そ、それより、有里華…お見合いしたんだって?父から聞いたわよ。有里華がお見合いしたって。で、どうなの?」
「あ…そ、それは…」
美玲とは家族ぐるみで付き合いがあるから、お見合いの件はいつかはバレるだろうとは思っていたけれど、思いの外はやくバレた事に、私は激しく動揺していた。
「結婚するの?」
「…し、しないわよ!わ、私好きな人別にいるし…」
今日は側にいない慎二さんを思っていた。
「へぇ、好きな人いたんだ?初耳ね。そう言えば、今日は葛城は?いつもはくっついてくるじゃない?」
「え、えぇ!し…葛城は、別件で出てるの。今日は美玲の家に行くって言ったら安心して、家までは送ってくれたけど…」
「ふぅん、別件ね。で、お見合いの件はどうするの?」
「お互い断るつもりではいるんだねどね、まだ話せないんだ」
「そうなんだ」
そうなんだ、と言った美玲の顔がやけに神妙な面持ちで、何かを言いたそうにしていたけれど、それ以上私に何かを言おうとはしてこなかった。