once again〜season2〜
「もぅ!言ったなら、言ったって!教えてよね!」
怒りながら部屋に帰った私は、側に立つ慎二さんに持っていたクッションを投げた。
「っと、お行儀が悪いですよ。お嬢様」
「何よ!」
「何よ!じゃないですよ…有里華お嬢様」
クッションをソファに置くと、慎二さんはドアを閉めた。そして、振り返り眼鏡を外した。
「有里華に話せば、すぐに顔に出すだろ?だから言わなかったんだ。香田様が話しに来るって言ってるのに、有里華から話が漏れたとなれば、バツが悪いだろ?」
「っ、だからって!私1人でハラハラしてたんじゃない。もぅ!」
「ごめんごめん。だけど、知らなかったから、ドキドキしながら、ちゃんと態度に出せただろ?」
慎二さんは、私を優しく抱きしめると、頭を撫でながら耳元で囁いた。
「執事として話が出来なくでごめんな。だけど、俺には有里華だけだからな」
「っ…」
ズルイ。
そんな真剣に言われたら何も言えなくなっちゃう。
顔を赤くして下を向いてる私の顎に手をやると、上には向けた。そして唇が重なった。
怒りながら部屋に帰った私は、側に立つ慎二さんに持っていたクッションを投げた。
「っと、お行儀が悪いですよ。お嬢様」
「何よ!」
「何よ!じゃないですよ…有里華お嬢様」
クッションをソファに置くと、慎二さんはドアを閉めた。そして、振り返り眼鏡を外した。
「有里華に話せば、すぐに顔に出すだろ?だから言わなかったんだ。香田様が話しに来るって言ってるのに、有里華から話が漏れたとなれば、バツが悪いだろ?」
「っ、だからって!私1人でハラハラしてたんじゃない。もぅ!」
「ごめんごめん。だけど、知らなかったから、ドキドキしながら、ちゃんと態度に出せただろ?」
慎二さんは、私を優しく抱きしめると、頭を撫でながら耳元で囁いた。
「執事として話が出来なくでごめんな。だけど、俺には有里華だけだからな」
「っ…」
ズルイ。
そんな真剣に言われたら何も言えなくなっちゃう。
顔を赤くして下を向いてる私の顎に手をやると、上には向けた。そして唇が重なった。