once again〜season2〜
数日後

涼香が勤めている会社の専務秘書になってから、あまり3人で会える日がなくなっていたけれど、とんでもないことになっていると、美玲から連絡を受けて久しぶりに3人で会った。

「涼香大丈夫なの?」

「うん…大丈夫。なんとかなるから」

「その室長って人最低な人ね!」

「あ、うん。でも悪気があるわけじゃないのよ」

涼香は、私と美玲が言う事に一つ一つ返事を返してくれていたけれど、疲れが顔に出ていた。
かなり心労があるんだろう。

私で力になれることがあったらいいんだけれど。

ただ…私と美玲はこの時、涼香が、SEIWADOの社長の妹だと言うことを知らされた。
私よりびっくりしていたのご、美玲だった。

「ごめんね、黙ってて」

「ううん、そんなことないよ。びっくりしたけど、涼香には変わりないもの」

「そうよ!変わりないんだから気にしないで!」

その話を後ろで聞いていた慎二さんも同じで、驚きを隠せないでいた。
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