once again〜season2〜
障害
私は、蓮さんに佐伯社長の事で話をしてくる、と嘘を言って園田さんとの待ち合わせ場所に急いだ。
話を聞いてから、ちゃんと蓮さんには話をしよう。ごめんなさい、嘘をついて…。
お店の人に案内された個室には、もう園田さんが先に来ていた。
さっきとは違う、真剣な表情でそこにいた。
「涼香さん…大変な事になりました」
やっぱり…
開口一番、園田さんは心情を吐露した。
「園田さん、兄に何があったんですか?」
「これはまだ言うなと、社長から言われましたが、内緒にしておける話ではないので、涼香さんには話しますね。ただ、会長の耳にはまだ入れてません。体調の事もありますし…」
父の事まで話に出てくるようでは、きっと重大な事なんだろう、それが伺えた。
「実は…社長が、会社をSEIWADOを離れると…」
「え?な、何?離れるって何?」
私が考えていた事よりも、もっとおおごとだった。
話を聞いてから、ちゃんと蓮さんには話をしよう。ごめんなさい、嘘をついて…。
お店の人に案内された個室には、もう園田さんが先に来ていた。
さっきとは違う、真剣な表情でそこにいた。
「涼香さん…大変な事になりました」
やっぱり…
開口一番、園田さんは心情を吐露した。
「園田さん、兄に何があったんですか?」
「これはまだ言うなと、社長から言われましたが、内緒にしておける話ではないので、涼香さんには話しますね。ただ、会長の耳にはまだ入れてません。体調の事もありますし…」
父の事まで話に出てくるようでは、きっと重大な事なんだろう、それが伺えた。
「実は…社長が、会社をSEIWADOを離れると…」
「え?な、何?離れるって何?」
私が考えていた事よりも、もっとおおごとだった。