once again〜season2〜
「じゃ、じゃあ、大丈夫なの?私たち…」
「ごめんね、お父様から詳しい事はまだ伝えないで、と口止めされてるの。だけど、お父様から大丈夫だから安心しなさい、って伝えてほしいって。そう言われたわ」
その言葉を聞いた美玲は泣いていた。いつも、気丈に振舞っていたけれど、やっぱり不安だったんだ、と。
「高瀬、君の方は大丈夫なのか?蓮から聞いてるよ、その…お兄さんの話を」
「…っ、大丈夫です。また、蓮さんと室長にご迷惑をかけるかと思いますが、よろしくお願いします」
私は、そう言うと室長室を出て行った。
美玲と室長の事は、とりあえず大丈夫…まだ、ちゃんとした答えは出ていないけど、佐伯社長を信じたかった。
私は室長室を出た後、その足で社長室へと向かった。
「私です。入ってもよろしいですか?」
ノックをして声をかけたが、中からの返事はなかった。
出かけるなんて言ってたかしら?と思いながら私は扉を開けた。
「失礼します…社長…え、いない」
扉を開けて中に入ったが、そこに蓮さんの姿はなかった。
掛けてある上着もなかった。
外出するなんて聞いてないけど…
私は胸騒ぎがして、蓮さんに電話をかけていた。
何度かけても電話に蓮さんが出る事はなかった。
室長に今日外出する事を聞いていたかと、聞いてみたけれど、そんな話は聞いていないと言う。
どこに行ったの?蓮さん…
「ごめんね、お父様から詳しい事はまだ伝えないで、と口止めされてるの。だけど、お父様から大丈夫だから安心しなさい、って伝えてほしいって。そう言われたわ」
その言葉を聞いた美玲は泣いていた。いつも、気丈に振舞っていたけれど、やっぱり不安だったんだ、と。
「高瀬、君の方は大丈夫なのか?蓮から聞いてるよ、その…お兄さんの話を」
「…っ、大丈夫です。また、蓮さんと室長にご迷惑をかけるかと思いますが、よろしくお願いします」
私は、そう言うと室長室を出て行った。
美玲と室長の事は、とりあえず大丈夫…まだ、ちゃんとした答えは出ていないけど、佐伯社長を信じたかった。
私は室長室を出た後、その足で社長室へと向かった。
「私です。入ってもよろしいですか?」
ノックをして声をかけたが、中からの返事はなかった。
出かけるなんて言ってたかしら?と思いながら私は扉を開けた。
「失礼します…社長…え、いない」
扉を開けて中に入ったが、そこに蓮さんの姿はなかった。
掛けてある上着もなかった。
外出するなんて聞いてないけど…
私は胸騒ぎがして、蓮さんに電話をかけていた。
何度かけても電話に蓮さんが出る事はなかった。
室長に今日外出する事を聞いていたかと、聞いてみたけれど、そんな話は聞いていないと言う。
どこに行ったの?蓮さん…