once again〜season2〜
連絡が取れないまま、終業時間になってしまった。

蓮さんと連絡が取れたのは、それから2時間も経った、8時を回ってからだった。

「蓮さん!どこにいるの?連絡取れないから心配したじゃない」

「ごめんごめん。ちょっと、園田さんと会ってたんだよ」

「っ、え?園田さんて、どうして?」

「今から帰るから、家で待ってて、話は家でするよ、分かった?心配いらないから、待ってるんだよ?」

「う、うん。分かったわ」

電話を終えた私は、家で蓮さんが来るのを待った。
待ってる間の時間が長く感じられて、その待ってる間が不安で仕方なかった。

ピンポーン

帰ってきた。
私は慌てて、玄関に走った。そして、玄関に立っている蓮さんに勢いよく抱きついた。

「蓮さん!」

「…っ、どうした?そんなに恋しかった?」

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