once again〜season2〜
「も、もう。連絡が取れなくて不安だったの。あの話した後だからっ」
私は、蓮さんと婚約解消しなくてはいけないかも?と話をしたせいで蓮さんがどこかへ行ってしまったんじゃないかと不安だった。
「大丈夫だから。園田さんに俺から連絡したんだ。お兄さんの事でね」
「…っ、うっ…、何か言ってた?園田さん」
「ハハッ、涼香泣き過ぎ。お兄さん、かなり真剣に考えているみたいだよ、SEIWADOの社長代行の話。そもそも代行よりも、社長を交代しようか、とそこまで考えているらしいよ。園田さんが言うには…」
「こ、交代?それって…私を指名するって事?」
「そうみたいだ。俺と結婚したら、如月の役員に君が入る事になってるだろ?その前に動かなくてはいけない、って躍起になってるって話だよ…」
「…そ、そんな…兄はそこまで、夏帆さんの病院を守りたいの…」
蓮さんは、私を抱きかかえるとリビングに行き、自分の膝の上に私を乗せた。
「園田さんに、君が頼んだみたいになにかあったら教えてほしいって俺も頼んできた。二人で考えよう?一人で抱えるなよ?涼香の悪い癖だぞ?」
私の腰をしっかりと掴んだ手が強くなった。
私は泣きながら頷いていた。
蓮さんとなら大丈夫。
離れない…
私は、蓮さんと婚約解消しなくてはいけないかも?と話をしたせいで蓮さんがどこかへ行ってしまったんじゃないかと不安だった。
「大丈夫だから。園田さんに俺から連絡したんだ。お兄さんの事でね」
「…っ、うっ…、何か言ってた?園田さん」
「ハハッ、涼香泣き過ぎ。お兄さん、かなり真剣に考えているみたいだよ、SEIWADOの社長代行の話。そもそも代行よりも、社長を交代しようか、とそこまで考えているらしいよ。園田さんが言うには…」
「こ、交代?それって…私を指名するって事?」
「そうみたいだ。俺と結婚したら、如月の役員に君が入る事になってるだろ?その前に動かなくてはいけない、って躍起になってるって話だよ…」
「…そ、そんな…兄はそこまで、夏帆さんの病院を守りたいの…」
蓮さんは、私を抱きかかえるとリビングに行き、自分の膝の上に私を乗せた。
「園田さんに、君が頼んだみたいになにかあったら教えてほしいって俺も頼んできた。二人で考えよう?一人で抱えるなよ?涼香の悪い癖だぞ?」
私の腰をしっかりと掴んだ手が強くなった。
私は泣きながら頷いていた。
蓮さんとなら大丈夫。
離れない…