once again〜season2〜
園田から聞いた話に衝撃を受けた。
親父もそんな話をした事がなかったから…、もちろん涼香からも聞いた事はなかった。
もし、それが本当なんだったとしたら、涼香にまたその重責を負わしてもいいのかと。
涼香のあの性格なら、いいよ兄さんやればいいんでしょ、と言いかねない。結婚が白紙兄さんなったとしても、SEIWADOを守るだろう、それをさせてもいいのかと…
「社長…どうされますか?」
「親父にも話をするよ、涼香に任せようとした俺が悪かった。安易に考えすぎていたのかもしれないな…」
ただ、園田にそう話をした俺だったが、諦めていなかった。夏帆の事を助けたいと言う気持ちに変わりはなかった。
「園田、さっきの話…涼香から直接聞いたのか?」
「…えぇ、社長がまだ病院で働いてる時ですよ。会長が、自分には会社を任せる気はないみたい…、園田さん、そんな話聞いたことない?って聞かれたんですよ。私にしたら初耳だったんで、そう返事したら、そう言われたんです」
「……そうか」
親父が多分、涼香に継がせる気がない、と言ったのは涼香自身の負担にならない為に言ったのかもしれない。
ただ、自分が継ぐものだと思いながら、会社の事を勉強していた涼香からしたら、ショックだっただろう。
それが原因で家を出たとしたら…
親父もそんな話をした事がなかったから…、もちろん涼香からも聞いた事はなかった。
もし、それが本当なんだったとしたら、涼香にまたその重責を負わしてもいいのかと。
涼香のあの性格なら、いいよ兄さんやればいいんでしょ、と言いかねない。結婚が白紙兄さんなったとしても、SEIWADOを守るだろう、それをさせてもいいのかと…
「社長…どうされますか?」
「親父にも話をするよ、涼香に任せようとした俺が悪かった。安易に考えすぎていたのかもしれないな…」
ただ、園田にそう話をした俺だったが、諦めていなかった。夏帆の事を助けたいと言う気持ちに変わりはなかった。
「園田、さっきの話…涼香から直接聞いたのか?」
「…えぇ、社長がまだ病院で働いてる時ですよ。会長が、自分には会社を任せる気はないみたい…、園田さん、そんな話聞いたことない?って聞かれたんですよ。私にしたら初耳だったんで、そう返事したら、そう言われたんです」
「……そうか」
親父が多分、涼香に継がせる気がない、と言ったのは涼香自身の負担にならない為に言ったのかもしれない。
ただ、自分が継ぐものだと思いながら、会社の事を勉強していた涼香からしたら、ショックだっただろう。
それが原因で家を出たとしたら…