once again〜season2〜
南條さんが改めて紹介した。
妹の夏帆さんと婚約者の本谷さんだと。本谷さんは南條総合病院を継ぐから、今回の事を手伝う訳にはいかないけれど、手を貸す事は出来るからと言ってくれた。
蓮さんと室長は、私と瑠璃を見ているから双子には見慣れているけれど、まさか同級生の南條さんが双子だった事に、頭がついていけていないようだった。
「如月君も氷室君も何、びっくりしてるのよ。あなたの婚約者の涼香さんだって、双子でしょ?しかもRURIでしょ?そっちの方が驚きだわよ!」
双子は双子だと思うけど…
再び内線が鳴った。
「はい、社長室で…え?あ、はい。伺います」
「何かあったのか?」
受話器を置いた私に蓮さんが声をかけてきた。
「る、瑠璃が来たって…、ちょっと行ってきます」
私は慌てて社長室を出た。
私がエレベーターに向かっていると、上がってくるのが早かったようで、瑠璃が怜さんと並んで歩いてくるのが見えた。
なんで?怜さんと?
今日話をするって事、伝えていたけれど撮影だからって来れないって言ってたのに…
「瑠璃!どうしたの?」
姿を見つけたのか、私の声が聞こえたのか、瑠璃がこっちを見て手を振ってきた。
「どうしたの?じゃないわよ。今日でしょ?撮影早めて帰ってきたんじゃない。私の名前がまだ使えるんなら使わないともったいないでしょ?」
妹の夏帆さんと婚約者の本谷さんだと。本谷さんは南條総合病院を継ぐから、今回の事を手伝う訳にはいかないけれど、手を貸す事は出来るからと言ってくれた。
蓮さんと室長は、私と瑠璃を見ているから双子には見慣れているけれど、まさか同級生の南條さんが双子だった事に、頭がついていけていないようだった。
「如月君も氷室君も何、びっくりしてるのよ。あなたの婚約者の涼香さんだって、双子でしょ?しかもRURIでしょ?そっちの方が驚きだわよ!」
双子は双子だと思うけど…
再び内線が鳴った。
「はい、社長室で…え?あ、はい。伺います」
「何かあったのか?」
受話器を置いた私に蓮さんが声をかけてきた。
「る、瑠璃が来たって…、ちょっと行ってきます」
私は慌てて社長室を出た。
私がエレベーターに向かっていると、上がってくるのが早かったようで、瑠璃が怜さんと並んで歩いてくるのが見えた。
なんで?怜さんと?
今日話をするって事、伝えていたけれど撮影だからって来れないって言ってたのに…
「瑠璃!どうしたの?」
姿を見つけたのか、私の声が聞こえたのか、瑠璃がこっちを見て手を振ってきた。
「どうしたの?じゃないわよ。今日でしょ?撮影早めて帰ってきたんじゃない。私の名前がまだ使えるんなら使わないともったいないでしょ?」