once again〜season2〜
扉をノックし、中に瑠璃達を案内した。

もちろん、周りの人は驚いた。

まだ現役のモデルである瑠璃が入ってきた事そうだけど、狭い空間に同じ双子が2組って…

私と瑠璃、南條さんと夏帆さんをみんなで見比べた。

「すごい組み合わせ…だな、これ」

「双子が2組いるって、凄い破壊力だな…」

「あ、あの。瑠璃も来た事なんで、最終の話し合いを…」

なんとか、話を軌道修正かけて、最終の打ち合わせを行った。

それから少しして、南條さんが時間だからと、帰って行った。

駐車場まで見送りに行った私に、南條さんが、耳打ちしてきた。

「これからは佳織で呼んでね。南條さんって言われると、気使っちゃうから。それと、如月君とは本当にただの友達だからね、悪いけど私の好みじゃないし、あの頃は好きな人別にいたのよ…ふふふ」

え？と聞き返そうした時には、もう車に乗って、またねーと手を振っていた。それを見た蓮さんが、今何言ってた？と聞きにきた。内緒ですと笑って答えた。
蓮さんは、それがかなり気になったみたいだった。

佳織さんが言う、あの時好きな人がいたって言ってたのは、もしかしたら…あの人だったんじゃ…。そんな気がしていた。また仲良くなれたら聞いてみよう…佳織さんと仲良くなりたい、そう思っていた。
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