once again〜season2〜
佳織さん達を見送った私は、社長室に戻った。
扉をノックし中に入ると、兄と蓮さんが中原さんから、今後に向けての話を聞いていた。
中原さんは、人遣いが荒いんですよ、佐久間さんは、と言いながらも楽しそうに今後の計画を話していた。
南條総合病院を辞めることになるけれど、大丈夫なのか確認すると、中原さんは、笑って答えた。
「大丈夫ですよ。私にやれる自信があるから佐久間さんは、私にやれと言った。そうじゃなければ、佐久間さんが出てきていたはずです。そう言う人なんです。私もそれに応えたいし、佳織さんと一緒に仕事が出来る、それだけでも幸せですよ。佳織さんは私の恩人ですからね」
と。
中原さんは、元々大学病院で事務をしていたらしいが、大学病院で揉めて辞めたらしい。それを南條総合病院にと引っ張ってくれたのが、佳織さんだと。その佳織さんからと、仕事のノウハウを教えてくれた佐久間さんから頼まれてしまっては、嫌とは言いませんよ、と。
蓮さん達の同級生である、佳織さんの人柄が全て出ているなと私は思った。
同じ双子なのに、こうも違うのかと。
「涼香?どうした?」
「え?あ、なんでもないわ。ただ、佳織さんって人望があるんだな、って」
扉をノックし中に入ると、兄と蓮さんが中原さんから、今後に向けての話を聞いていた。
中原さんは、人遣いが荒いんですよ、佐久間さんは、と言いながらも楽しそうに今後の計画を話していた。
南條総合病院を辞めることになるけれど、大丈夫なのか確認すると、中原さんは、笑って答えた。
「大丈夫ですよ。私にやれる自信があるから佐久間さんは、私にやれと言った。そうじゃなければ、佐久間さんが出てきていたはずです。そう言う人なんです。私もそれに応えたいし、佳織さんと一緒に仕事が出来る、それだけでも幸せですよ。佳織さんは私の恩人ですからね」
と。
中原さんは、元々大学病院で事務をしていたらしいが、大学病院で揉めて辞めたらしい。それを南條総合病院にと引っ張ってくれたのが、佳織さんだと。その佳織さんからと、仕事のノウハウを教えてくれた佐久間さんから頼まれてしまっては、嫌とは言いませんよ、と。
蓮さん達の同級生である、佳織さんの人柄が全て出ているなと私は思った。
同じ双子なのに、こうも違うのかと。
「涼香?どうした?」
「え?あ、なんでもないわ。ただ、佳織さんって人望があるんだな、って」