once again〜season2〜
「そうだな、南條はいつもあんな感じだったからな」
中原さんが、兄と夏帆さんと一緒に五十嵐総合病院に行くと、会社を出て行った。瑠璃も怜さんを連れて、病院について行った。
社長室に残された、私達は一息ついていた。
「じゃ、蓮。俺も部屋に戻るよ。なんかあったら呼んでくれ。涼香さん、後は頼みましたよ」
「はい、分かりました。いろいろとありがとうございました」
頭を下げると、室長は片手を上げてドアを開けて出て行った。
よかった…そう思った瞬間だった。
「涼香…これで安心して結婚してくれる?」
後ろから蓮さんに抱きしめられていた。
私は抱きしめてくれるその手に、自分の手を重ねた。
「蓮さん。誰が結婚しないって言いました?しつこいって言ったじゃないですか?」
耳元で囁くように、蓮さんが話を続けた。
「俺、本当はダメなんじゃないかと、思ってたんだ。涼香の事だから、SEIWADOを取るんじゃないかって。なんだかんだと言っても会社を守るだろうって」
私を抱きしめる手の力が強くなっていた。
「…そんな、確かにそう思った時もあったけど…」
「だろ?俺だって不安だったよ。幸せにするから…」
私の頬を涙が伝っていた。
中原さんが、兄と夏帆さんと一緒に五十嵐総合病院に行くと、会社を出て行った。瑠璃も怜さんを連れて、病院について行った。
社長室に残された、私達は一息ついていた。
「じゃ、蓮。俺も部屋に戻るよ。なんかあったら呼んでくれ。涼香さん、後は頼みましたよ」
「はい、分かりました。いろいろとありがとうございました」
頭を下げると、室長は片手を上げてドアを開けて出て行った。
よかった…そう思った瞬間だった。
「涼香…これで安心して結婚してくれる?」
後ろから蓮さんに抱きしめられていた。
私は抱きしめてくれるその手に、自分の手を重ねた。
「蓮さん。誰が結婚しないって言いました?しつこいって言ったじゃないですか?」
耳元で囁くように、蓮さんが話を続けた。
「俺、本当はダメなんじゃないかと、思ってたんだ。涼香の事だから、SEIWADOを取るんじゃないかって。なんだかんだと言っても会社を守るだろうって」
私を抱きしめる手の力が強くなっていた。
「…そんな、確かにそう思った時もあったけど…」
「だろ?俺だって不安だったよ。幸せにするから…」
私の頬を涙が伝っていた。