不良な彼と恋の契約
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「ちょっと、ヒカリ。
どうしたのその格好!?」


「え、マジあれヒカリ!!

めちゃくちゃタイプなんだけどっ」


女子も男子も、話題はヒカリのこと。


ヒカリのクラスは、変わったヒカリを見に来る野郎達で溢れていた。

教室内は、、


ヒカリの机には、、


群がる男子達。


「もう、みんな何!?」

見た目が、変わると仕草まで女の子なヒカリにーー、周りは頰を染めた。


「なあ、ヒカリ。
今、好きな奴いないの?相沢とか。
お前まさか、相沢となんかあった?」

確信をついた一人の男。

「なんもないよ。
もう、類とは関係ないよ。
だけどーーあたしはまだ好きだけどっ」


そのヒカリの切なげな瞳に、、


周りにいた野郎は、胸を抑えた。


ヒカリの声が、、


離れてもよく聞こえて。


「俺さあ、ヒカリ好きだよ。

相沢を忘れるように、してやるから。
覚悟しておいて!」


あいつ誰だっけ。

なんだよ、ヒカリ。
赤くなってんじゃねーよ。

つか、俺ヒカリのことばかり。


ヒカリが気になるーーーー。


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