不良な彼と恋の契約

恋なわけない、気にならない。

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きっと、いつか好きになってくれるんじゃないか。

きっと、いつか恋が報われるんじゃないか。

そう、思った。

変わらなきゃーー、あたしじゃない姿、仕草、全てが違うけど、好きになって貰いたい為に


変わると決めたーー。


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「類、眉間に皺やばいぞ」

気づいたら、昼休み。

天気がいいから、と誘われて来たのは裏庭。

誰もいないからまた、いいけど。

隣の仁は、パン菓子を頬張る。

「別に、、なんもないけど。
なんもないけど、なんつーかむかつく」


そう、むかつく。

昼休みまでの、時間。
ずっと教室内は「ヒカリ、ヒカリ」だった。

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