不良な彼と恋の契約
早く会いたいーー。


想に会いたいーーーー。


類と、本郷を見ていたらーーーー


会いたくなっていた。


カバンなんて、教室。

食っていた菓子パンは、校庭のゴミ箱の中。


あるのは、ポケットの中のスマホだけ。


「今なら、家かも知れない」


悠長な時間はない。

もし、家なら想は斗真と2人っきりだから。





足早に、校門を飛び出してただ、走った。


想がいるであろうーーーー我が家に。



ーーーーーーーーーーーーーー


なあ、想。


今はまだ、、言わない。


好きだけど、誰にも渡したくないけどーー。

まだ、言うタイミングじゃないからーー。



言わないことにするよ。






がちゃーーーーーー


朝と変わらない家は、今日は違う。

斗真、愛用の靴に
横にある小さな可愛い靴。


それが誰かなんてーー想しかいない、、


リビングから物音がした。





「やだっ!!






斗真さんやめて!!」









ーーーーーー!!!?



勢いで入ってきたリビング。



目に入ってきたのはーーソファに押し倒され泣いてる想だった。






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