不良な彼と恋の契約
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ずっと、小さな時から好きだった。

近所だし、君の兄貴とは"兄弟"みたいに仲が良かった。


小さな君を、大切にしたいーーーー

それから君が成長して、一つの感情が芽生えた。



君がーー愛しい。。



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「想、斗真と何があったんだよ」


ずっとひたすら、泣いてる想。

それが不意に俺を見た。




「好きって言われたっ」




小さな声だけど、確かに聞こえた。




「それで?」


その先が、気になる。




「好きな人がいるからって言った」




それは、衝撃的発言だった。



一瞬、ほんの一瞬心臓辺りが痛み出す。

「好きな人居たんだーー」


2人きりの空間に、我慢し切れない。

「あの、佐伯くん。
私が好きなのはーーーー「もういいから。

聞きたくないんだよ」



バタンーーーーーー。


完璧八つ当たりだ。


きっと想は、、

泣いてる。



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