不良な彼と恋の契約
夕方。
そうもうーーー夕方。

仁くんと手を繋いで歩いた。

「明日から、ちゃんと想は俺のだからな」

嬉しい。
ただただ、嬉しいーー。

「早く2人になりたいなっ」



私は素直にそう言った。



だけどーー



「えっ!?
想、まだ、そう言うのは早いからっ」

そう言うの?
私は首を傾げた。


私はただ、、本当に一緒に居たかっただけなんだけど。

パッ、と見た仁くんの頰は赤いーー。

「仁くん、顔ーーっ「夕焼けのせいだ」

夕焼け?
たしかに、綺麗な夕焼け空だけど。

私達は、幸せな気分で我が家を歩いた。



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