不良な彼と恋の契約

大好きな人。

開かないドア。
鍵かかってる?
冷静になんて、無理。

だってーーーー
ヒカリが、泣いてるから。


仁がどう入ったかなんて、わかんない。
そんなのどうでもいい。

だから、俺のやり方でやらして貰う。

隣の教室から椅子を持って来た。


「ちょっと待て、類。
早まるな!
今鍵をーーーーっ。」


仁、悪いけど俺間に合わないよ。


椅子を持って大きく振り落としたーー。












ガシャンーーーー!!



弾け飛ぶガラス。

驚いた顔の、ヒカリ。

真っ青な男。

顔を覆う仁。



散らかったガラスから、守るように仁がヒカリを抱き寄せたのにーー自分が悪いのに、、妬く。

「妬くなよっ。
あぶねーだろうがっ」

確かにーー冷静に考えたらヒカリにガラスが飛ぶ可能性があったのにーー。




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