不良な彼と恋の契約
「本郷さん、ごめんなさいっ」

私は、ただ単にヤキモチ妬いていたに過ぎない。
人望の高い彼女にーーー。

「ありがとうっ、本郷さんっ」

彼女が私を立たせてくれた。



「いいのかよ、ヒカリ。
また、コイツが悪さをするかもーー」


相沢くんは、本当に彼女が好きなんだ。

そんな彼女を、私はーー傷つけようとした。
だから、私を信用しなくて当たり前なんだ。

「大丈夫っ、大丈夫だよ」

彼女の明るさに、救われる。
ホッ、ともする。
本当に大丈夫な気がするんだ。

「ヒカリがいいなら、いいけどな」

相沢くんは、曖昧な返事を零した。

ざわめく教室は、、普段と変わらない日常に戻って行く。

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