不良な彼と恋の契約
「つか、腹減ったな。
肉食いてー肉っ」

「動物園に来て肉食べたいは禁句です。
ほらっ、ウサギさんが怯えてますっ。
大丈夫だよっ、食べないからね!」



私はそばで震えてるウサギを抱っこしてあげた。

「輝さんはーー「あのさ、その"輝さん"ってやめね?輝でいいっ」


輝さんを輝だなんて、仁くんですら呼び捨てになんか無理なのに。

「じゃあ、輝くんがいいです」

隣の学校の輝くん。

大切にしなきゃいけない仲間だ。

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