不良な彼と恋の契約
どんよりとした天気、どんよりとした空気の中。

リビングを開けたら、、斗真さん。

「みんな、遅いよ。
あつあつの唐揚げ作ったのに、遅いよ。

あれ?友達?」

フライパンと、サジを持つ斗真さんは輝くんに視線を映した。

「あー、新しい住人か。
また、男とか一波乱起きそうな予感だな」

もう一波乱起きてますよ。

言わないけどーー。

「わあ、唐揚げ!美味しそう。
あたし、着替えてくるね。
行こう、想っ」


暗さを払うように、ヒカリちゃんが明るく放つ言葉はいつだって暖かい。

「うん、じゃあ着替えてきます!」

私は明るくそう言った。

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