不良な彼と恋の契約
7、*奪い合いバトル開始!*

君はサクランボ。

「デ、デザートいるよね」

斗真が気を使ってるのが、すごくよくわかる。

だけど、目の前のプリンに、なんだろう。
合わないのは気のせいか。
さらにプリンの上にサクランボ。

「わあ、お子様ランチみたい!」

そう、それ。

プリンの上にあるサクランボが、より俺達に到底合わない気がしてーースプーンを握る手を休めさせてしまう。


「あ、クッキーあるよ。
変わったクッキーでさあー、どれでも好きなの選んでね!」

変わった形のクッキー。

確かに袋を覗いたら、色々な形のクッキーがある。
俺はそこから一つ取り、プリンの上にさした。

「銃だなんて、物騒だなぁ仁くんは。
ん?輝くんは、決まった?」

「あー、俺はこれかな!」

プリンの上にさした、ナイフの形のクッキー。

「「「………」」」


どうしても、こう言う方向に流れてしまう。

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